◎ 第2回 「起業というセルフプロデュース」
 ◎ 講師:小林 和道 氏 
(株式会社アウダースジャパン 代表取締役)
 ◎ 受講者数:12名


▲ 前半 2/18(水) 

冒頭の挨拶の後、小林氏の自己紹介から始まりましたが、今回は少し変わっていました。まず、受講生にはA4サイズの小林氏の自己紹介シートがわざわざ配布されました。内容は本人の肩書きや会社概要などは記載されておらず、0歳〜現在までの1歳刻みの年表のようなもので構成されており、各年の出来事の横には注釈のような形で、「その結果」が記してあるだけのものです。一見するだけでは、なるほど、で終わってしまいそうな内容ですが、いざ自分の歴史について作成するとなれば、30分やそこらの時間で過去から現在までの自分と向き合うことの難しさを改めて知らされることになります。実際、受講生の中にも、「自分史」作りをした人はいませんでした。ただ、自分が経験し辿って来た中で、果たして自分は何をしてきたのかを見つめ直し、自分はどういう人間なのかを自分に問いかけ検証する事(振り返り)がこれからの自分に大きく影響すると言うことを確認しました。
次に、受講生はグループに別れて、「働く事とは」など様々なテーマで意見を出し合いました。そこから、導き出されるものは「楽」して生きて行くのか、「楽しく」働き生きていくのか、自分の表現の仕方一つで仕事への取り組みが変わるというものでした。起業して経営者となるという事も同じ考え方が必要となるのです。では、何故、起業しようとしたのか。実は起業する前もした後も本当に苦しい時は幾らでもある。それでも、小林氏は自分は「運命」によってではなく、自ら「選択」して生きていくことの方が「楽しい」と感じたから起業し、そうなりたいという自分があるから苦しみを乗り越える選択肢があることも分ると言う事も受講生に伝え前半を終了しました。

課題: (1)自分史作り
(2)理想の経営者像
(3)理想の企業像



▼ 後半 2/25(水)

各受講生が順番に課題発表を行いました。
皆さんびっしりと課題を作成し、発表の制限時間内で終わらない方もいらっしゃいました。じっくりと自分と向き合う事で、新たに発見した自分や誰かに伝えたい事が溢れてきているようでした。
発表後は受講生1人の長所・短所を他の受講生によって発見し合うというものでした。これにより、自分が意識していなかった自分を発見し、短所は謙虚に受けとめ、長所を伸ばしていくことで、自分の表現を広げていき、理想像に近づく近道を示していきました。
今回の講義は小林氏が経営する会社で新入社員教育の最初に小林氏が実際に実施する内容も含まれており、かなり具体的な内容となりました。特に、小林氏が社員教育において最も意識している事は、「教育」は「共育」(教えながら自分も共に育つ)でなければならないという事でした。







受講者の皆さんのアンケート結果
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◆講義のご感想・ご意見

・起業というので、経営や運営に関する講義中心と思いましたが、
 意表をつき楽しかったです。(デザイナー)

・新しい出会いができ楽しかったです。(女優・エステ経営)

・本当に来る事ができて良かった。常に闘い続けていきたい。(俳優)

・今一番興味のあること(会社・経営・人材など)だったので、
 大変勉強になった。(アパレル会社勤務)

・面白かった。特に、自分の発表が出来たり、長所・短所の話聞けたこと。
 (クリエイター)